鳥居と聞くと、朱色の立派な鳥居を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、もしも鳥居が竹で作られていたら。
それは豪華さとは少し違う、静かでやさしい神聖さを持っている気がします。
竹で作った鳥居は、木や石の鳥居よりも軽やかに見えます。
青々とした竹を組んで作られた鳥居は、まるで山や森がそのまま入口の形になったようです。
派手ではないのに、なぜか足を止めてしまう。
そんな不思議な魅力があります。
竹には、まっすぐ伸びる力があります。
風に揺れても折れにくく、しなやかで、どこか清らかな印象があります。
だから竹の鳥居を見ると、神様の入口というより、自然そのものに招かれているような気持ちになります。
山道の途中に、ひっそりと竹の鳥居が立っている。
周りには苔のついた石、落ち葉、細い小道。
風が吹くと、竹の葉がさらさらと音を立てる。
その奥に何があるのか、少しだけ気になってしまいます。
立派な建物がなくても、竹の鳥居があるだけで、そこは特別な場所に見えます。
人が丁寧に作ったものなのに、自然の中にすっと溶け込んでいる。
その控えめな存在感が、とても美しいです。
竹で作った鳥居は、時間が経つにつれて色も変わっていくと思います。
最初は青くみずみずしく、やがて少しずつ落ち着いた色になっていく。
その変化もまた、自然と一緒に生きている感じがしていいなと思います。
もし、こんな鳥居があったら、観光名所のように大きく目立つ場所ではなく、静かな山の奥にあってほしいです。
誰かに大声で案内されるのではなく、たまたま見つけるくらいがちょうどいい。
歩いている途中でふと出会い、少しだけ心が静かになる。
そんな場所に、竹の鳥居は似合う気がします。
鳥居は、こちら側と向こう側を分けるものです。
でも竹で作られていると、その境目が少しやわらかく見えます。
怖さよりも、やさしさ。
厳かさよりも、自然に包まれる安心感。
竹で作った鳥居には、そんな静かな魅力があります。
あったら欲しいものとして考えるなら、庭の片隅や小さな山道に置けるような、控えめな竹の鳥居がいいです。
毎日くぐるためのものではなく、たまに眺めて、気持ちを整えるためのもの。
忙しい日でも、その鳥居を見ると少しだけ呼吸が深くなる。
そんな存在だったら素敵です。
竹で作った鳥居は、豪華なものではないかもしれません。
けれど、自然の音や光、風の気配まで一緒に感じられるものだと思います。
静かな場所にそっと立つ竹の鳥居。
それは、ただの入口ではなく、心を少しだけ別の世界へ連れていってくれるものなのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
PR
よろしければ、
のぞいてみてください

0 件のコメント:
コメントを投稿