2026年2月28日土曜日

欲しいものが多すぎて財布が震える

最近、欲しいものが多すぎる。
多すぎて、もはや「あれ」では済まない。
あれも、これも、そしてそれも。
私の視界は常にショッピングモードだ。

ネットを開けば誘惑。
街を歩けば誘惑。
コンビニに入っただけでなぜか限定商品に目がいく。
限定と言われると急に世界が終わる気がするのはなぜだろう。

財布の中身は静かだ。
けれど、きっと内側では震えている。
「またか」と言いながら震えている。

欲しい理由はいつも立派だ。
これは必要。
これは将来のため。
これは自分への投資。
言葉だけ聞けば、私はとても前向きな人間である。

だが冷静に考えると、前向きなのは欲望だけだ。
理性は後ろ向きに歩いている。

買い物かごに入れては出し、入れては出し。
その動きだけで今日の運動は十分かもしれない。
決済ボタンの前で深呼吸をする私は、もはやアスリートだ。

「本当にいる?」
「今じゃなくてもよくない?」
頭の中で質問攻めにされる。
でも心は小さな声でつぶやく。
「欲しいんだよね、単純に」

結局、今日は我慢した。
勝ったのか負けたのかはわからない。
ただ、財布の震えは少しおさまった気がする。

それでも明日になれば、また新しい何かが現れる。
欲しいものは減らないのに、時間だけが減っていく。
なんだか不思議だ。

欲しいものが多すぎて財布が震える。
でもたぶん、一番欲しいのは「満足」という気持ちなのかもしれない。
それはどこにも売っていないから、今日も私は画面を閉じる。

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