私は、カートに入れて満足するタイプです。
買わない。
でも、入れる。
それだけでなぜか心が少し豊かになる。
欲しいものを見つけると、まず説明をじっくり読む。
レビューも読む。
星の数も確認する。
写真を拡大して、細部までチェックする。
ここまでくると、もう半分は持っている気分だ。
そして、そっと「カートに入れる」を押す。
この瞬間がピークである。
達成感。
安心感。
なぜか充実感。
でも決済はしない。
そこは越えない。
私の中で、カートはゴールではなく展望台だ。
景色を見て満足する。
降りてくるときには手ぶら。
たまにカートの中身を眺めては、
「うん、やっぱりいいな」とうなずく。
そして閉じる。
まるでコレクションを眺める趣味のようだ。
数日後に見返すと、不思議なことが起きる。
「あれ、これ本当に欲しかった?」
熱はだいたい冷めている。
私の欲望は意外と賞味期限が短い。
それでもまた新しい何かを見つけては、
同じことを繰り返す。
カートは増えたり減ったり、
まるで私の気分を可視化したグラフのようだ。
買わなくても、欲しがることはできる。
所有しなくても、想像はできる。
カートに入れて満足するタイプです。
もしかすると私は、物よりも「欲しいと思う時間」を楽しんでいるのかもしれない。
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