私の心の中では、毎日戦争が繰り広げられている。
一方は物欲。
欲しいものが目の前に現れるたびに、「今だ!」と飛びかかる。
心はもうその物を手に入れた気でいる。
「これを手に入れたら、きっと人生が少し良くなる」
その思い込みを盾にして、物欲は攻め続ける。
でももう一方には理性がいる。
冷静に、一歩引いて物を見る。
「本当に必要か?」
「今買う理由はあるのか?」
理性は冷たく、容赦なく問いかける。
「生活に支障が出るほどじゃないだろう?」
物欲は攻める。
理性は守る。
お互いに譲らない。
そのバトルが面白いのは、どちらも自分だということだ。
物欲が勝つとき、理性が落ちる瞬間がある。
「今だけ特別」とか「最安値」とか、そういう言葉に弱い。
「買っても大丈夫だ」と自分に言い聞かせて、ポチっと決定ボタンを押す。
その瞬間、物欲は勝者のように笑う。
でも、買った後に必ずやってくるのは、理性の逆襲。
「本当にこれ、必要だったのか?」
「また衝動買いか」
買った後の罪悪感が、理性の攻撃の矛先になる。
そしてまた、物欲が顔を出す。
「でも、手に入れたかったんだよ、だって欲しかったんだもん」
それを正当化するために、物欲は説得を始める。
物欲と理性の公開バトルは、いつだって続いている。
どちらも私の一部だから、勝者が決まることはない。
ただひたすら繰り返されるだけ。
その戦いの終わりに、私はいつもひとつ思う。
「次こそは理性が勝つかもしれない。」
でも、次の日にはまた、物欲が笑っている。
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