毎日、私は自分と会議を開く。
場所は決まって、ソファの上。
参加者は一人、私だけ。
議題は常に同じ。
「これは本当に必要か?」
会議が始まると、私の頭の中は戦場になる。
一方は理性。
冷静で、計算高い。
「今は買うべきではない。
他にも優先すべきことがある。
今日の必要性と未来の必要性を比べるべきだ。」
冷静だ、完璧だ。
でも言い訳っぽくも聞こえる。
そして対抗する欲望。
声が高く、気持ちが先走る。
「でも、これがあればもっと便利に、もっと快適に、もっと楽しくなる!
どうせまた、すぐに欲しくなるよ?」
これもまた説得力がある。
会議は進む。
理性は淡々と説明を続ける。
欲望は感情的に訴えかける。
「今、買わないといつ買うんだ?」
「あなたは未来の自分に何か期待してるのか?」
欲望の声はどんどん大きくなる。
そして最終的に、理性が一歩引く瞬間がある。
「まあ、たまには…」
欲望が少しだけ勝ち誇る。
でもその後に、またすぐ反省会が始まる。
「次はもっと考えよう」
「でも、今回はまあ許す。」
欲望のセルフ会議は、毎日のように開かれている。
結局、どちらが勝つわけでもなく、
私という人間の心の中で、静かな戦いが続いているだけだ。
会議は、次回も続く。
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